ブドウの基本情報
種類
つる性落葉低木 ブドウ科 ブドウ属
別名
エビ(葡萄)
グレープ など
和名
ブドウ(葡萄)
学名
Vitis
英名
Grape
花期
5~6月頃
果期
ブドウの名前の由来
かつて存在した大宛国(現在のウズベキスタン辺り)でブタオと呼ばれていたものが中国に伝わり、プタオとなり、漢字の葡萄があてられたことから由来します
ブドウの花言葉と誕生花
花言葉
陶酔、親切、思いやり など
花言葉の由来
陶酔
ブドウがワインの原料になることから生まれた言葉だそうです
親切・思いやり
ブドウがもたらす自然の恵みによって空腹を満たしたことから生まれた言葉だそうです
誕生花
9月4日、9月11日、9月24日
9月27日、10月17日 など
ブドウの特徴
・初夏に緑や黄色の小さな花が穂のように集まって咲かせます
・1本の木に雄しべと雌しべが付き、自家受粉できることが特徴です
・果皮は緑色や濃紫色で、内部は淡緑色をしています
・ブドウは1万種を超えるほど品種が多く、大きく分けると「黒」「赤」「緑」に分けられます
<ブドウの品種>
・巨峰
石原早世とセンテニアルを交配して生まれた黒いブドウの定番品種で、正式な品種名は「石原センテニアル」といい、元々は種ありのものが主流でしたが、近年は種なし巨峰の需要が高まっています
・デラウェア
アメリカを原産とする、自然交雑種で、実が小さく、種がないため、「種なしブドウ」という名前で流通していることもあります
・ルビーロマン
石川県のオリジナル品種で、鮮やかな赤色、粒の大きさが巨峰の約2倍あるのが特徴で、初競りの最高値が100万円を超え、市場から高い評価を得るなど、ぶどうの最高級ブランドと言って過言ではありません
・シャインマスカット
「白南」と「安芸津21号」の交配から誕生した品種で、皮が薄く渋みもないため皮ごと食べることができ、強い甘みとさわやかなマスカット香が特徴です
・中近東原産の植物で、日本には奈良時代に渡来したといわれています
・日本で古くから栽培されている甲州種は、中国から輸入されたヨーロッパブドウの東アジア系が自生化して、鎌倉時代初期に甲斐国勝沼(現在の山梨県甲州市)で栽培が始められ、明治時代以前は専ら同地近辺のみの特産品として扱われてきたそうです(ヤマブドウは古くから日本に自生していたが別系統にあたります)
・旧約聖書では箱舟で大洪水の難を逃れたノアが、人類で最初にブドウを栽培したとされており、人類初の酔っぱらいもノアだと記録されているそうです
・ギリシャ神話ではデュオニオスという酒神が人間にブドウの木を植えて果実の汁を絞ることを教えたといわれています
・ブドウにはたくさんのポリフェノールが含まれており、「ポリフェノールの宝庫」とも呼ばれおり、ポリフェノールの一種であるアントシアニンには、目の疲れを癒やすほか、視力を回復させる効果があり、悪玉コレステロールの発生を防ぎ、血液をきれいにしてくれるので、動脈硬化やガンの予防にもつながるといわれています
ブドウの育て方
手入れ方法
・11〜1月頃で葉が黄葉して、落ちるようになってきたら幹から長く伸びているつるを根元数十センチ残して全てを取り除くように剪定をしましょう
・乾燥に強い果樹で、根付くまでは、土が乾いたら水やりをしましょう
・ブドウはつる性なので、支柱が必要で、5〜6月頃に誘引しましょう
・病害虫や鳥害から守るため、6月頃に果房に袋をかけましょう
病害虫
灰色カビ病、蛾の幼虫、カミキリムシ など
おすすめの名所