春の花

エーデルワイス

エーデルワイスの基本情報

種類

多年草 キク科 ウスユキソウ属

別名

ウスユキソウ(薄雪草)
エーデルバイス
セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)
ハナウスユキソウ(花薄雪草)など

和名

セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)

学名

Leontopodium alpinum

英名

Edelweiss

花期

5~6月頃
 

エーデルワイスの名前の由来

ドイツ語で高貴を意味する「edel(エーデル)」と白を意味する「weiß(ヴァイス)」から由来します

エーデルワイスの花言葉と誕生花

花言葉

高貴、大切な思い出、勇気 など
 

花言葉の由来

高貴

名前の由来にもなっているドイツ語で高貴を意味する「edel(エーデル)」から生まれた言葉だそうです

大切な思い出

天使に恋をした登山家のいい伝えから生まれた言葉だそうです

勇気

エーデルワイスが咲く場所は高山の崖などとても危険で、簡単に採りに行くことはできないことから生まれた言葉だそうです
 

天使に恋をした登山家のお話

 
昔々、神々の世界での平和な暮らしに退屈した天使が地上に降り立ちました。人間界の苦労を味わってみたいと人間に姿を変えます。そうとも知らぬ登山家は、地上に舞い降りた美しい天使に恋をしてしまいます。

叶わぬ恋に苦しんだ彼は「せめてあの美しい姿を見る苦しみから救ってください」と祈りました。天使は思いを受け入れ、エーデルワイスの花を残して天へ帰りましたとさ。
 

誕生花

2月13日、2月19日、5月1日
5月3日、5月8日、6月19日
8月18日 など
 

エーデルワイスの特徴

・葉っぱはが変化した苞葉(ほうよう)が白く色づき、花びらのように平たく広がります
・標高の高い山に生えていて、登頂の証として持ち帰られていたこともあった貴重な花としても知られています
・エーデルワイスは現在では大変貴重な花とされているため、品種改良はあまり進んでおらず、ヨーロッパでも1種類しか咲いていないほか、花の数も減少したことから、スイスでは採取禁止にもなっています
・エーデルワイスは日本で自生しておらず、ウスユキソウ属に分類される高山植物の全てをエーデルワイスと呼ぶことがあります
 

・ヨーロッパ山岳地帯原産の植物で、日本には本種が渡来していません
・エーデルワイス、アルペンローゼ、エンツィアンは、スイスの三大名花で、エーデルワイスは、スイスの国花に制定されています
・オーストリアのアルプス地方には、男性が危険を冒して標高の高い山に登り、エーデルワイスを無事に取って戻ると、女性にプロポーズが受け容れられるといういい伝えがあります
・日本では映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌によって有名になりました

 

エーデルワイスの育て方

手入れ方法

・鉢植えで育てる場合、根詰まりを起こしやすいので毎年植え替えをしましょう
・多湿な環境も嫌う植物のため、常に土が湿っている状態だと根腐れを起こしてしまいますが、乾燥も嫌うため、やや乾燥してから水やりをしましょう

病害虫

すす病、うどんこ病、アブラムシ など