アネモネの基本情報
種類
多年草(球根植物) キンポウゲ科 イチリンソウ属
別名
ボタンイチゲ(牡丹一華)
ハナイチゲ(花一華)
ベニバナオキナグサ(紅花翁草)など
和名
アネモネ
学名
Anemone coronaria
英名
Lily of the field
Windflower
花期
アネモネの名前の由来
春の風が吹き始める頃に咲くので、ギリシャ語で風を意味する「アドニス」から由来します
アネモネの花言葉と誕生花
花言葉
はかない恋、恋の苦しみ、見捨てられた など
<色別の花言葉>
赤:君を愛する
白:真実、希望、期待
ピンク:待ち望む
青:固い誓い
紫:あなたを信じて待つ
花言葉の由来
はかない恋・恋の苦しみ・見捨てられた
アドニスの神話とゼフュルスの神話、2つのギリシャ神話から生まれた言葉だそうです
愛の女神であるアフロディーテは息子のエロースと遊んでいました。エロースが放つ矢は刺さると、その後に見た人に恋をしてしまうものでした。エロースが打った矢が誤ってアフロディーテに刺さってしまい、アフロディーテは美少年のアドニスを見て一目ぼれ、恋仲になります。アドニスは刈りが大好きなのですが、心配に思ったアフロディーテは仮をやめるようにアドニスに頼みます。しかしアドニスは刈りをやめず、ついには狩りの最中にイノシシに襲われて死んでしまいます。これを悲しんだアフロディーテは、アドニスから流れる血をアネモネの花に変えたと言われています。
風の神であるゼフュルスはアネモネという名前のニンフ(精霊)を愛していました。アネモネは花の神フローラの侍女なのですが、ゼフュルスがアネモネに会いに頻繁に訪れるので、フローラは自分に恋していると勘違いしてしまいます。真実を知ったフローラはアネモネに嫉妬し、自分のもとから追放してしまいます。そして、フローラとの関係性が悪くなるのを恐れたゼフュルスはアネモネを花に替えてしまいました。
誕生花
1月22日、2月2日、2月19日
2月21日、3月10日、3月12日
3月13日、3月18日、3月21日
4月2日、4月4日、4月6日
4月13日、4月16日、4月23日 など
<色別の誕生花>
赤:4月4日
白:4月2日
青:2月15日、4月2日
アネモネの特徴
・一日花で、白、赤、ピンク、青、紫、オレンジ、黄、複色などの花を咲かせます
・原種や園芸品種はとても多く、日本には10種類ほど、海外には数100種が存在します
・一種咲きの「モナリザ」、大きく開く花びらが特徴の「デカン」、小さめの花の「ポルト」、花のボリュームの多い「モナーク」、やさしい色合いで、大輪の花を咲かせる「ミストラル」、シュウメイギクに似ている「シルベストリス」、原種系で宿根草の「バージニアナ」など様々な種類があります
・南ヨーロッパや地中海沿岸原産の植物で、日本には明治時代に渡来したといわれています
・ヨーロッパでは昼に咲き夕方に閉じるので、美の儚さと、復活を意味する花とされているそうです
・十字軍の遠征などによって、世界中に広がっていったといわれています
・アルメニアの国花と制定されています
・草全体にプロトアネモニンという毒性を持っているため、茎を切ったときに出る汁が肌に触れると、炎症や水泡を引き起こしてしまうので注意しましょう
アネモネの育て方
手入れ方法
・水が足りないと花茎が折れてしまうため、こまめに水をやりをしましょう
・草全体にプロトアネモニンという毒性を持っているため、花を摘み取る際はビニール手袋を着用しましょう
病害虫
うどんこ病、灰色かび病、アブラムシ など