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シリカゲルでドライフラワー作り

ドライフラワー

ドライフラワーを作ってみよう

コロナ禍でお部屋にずっとこもりがちでストレスがたまってしまいますね。花にはリラックス効果がありますが、切り花の命はとても短いですよね。でも枯れてしまったら終わりではなく、そこから楽しめる方法があります。それがドライフラワーです。
とはいっても花を吊るす方法だと時間がかかるし、色も褪せてしまいます。時間をかけて乾燥させることで味のあるアンティークみたいな楽しみ方もありますが、今回は短期間でできる花材用シリカゲルを使ってドライフラワーを作る方法をご紹介していきます。

花材用シリカゲルとは

よくお菓子や靴の箱の中に小さな乾燥剤の袋が入っていますよね。
これが「シリカゲル」です。
このシリカゲルを使うことで、乾燥の工程が楽になり、ドライフラワーをより簡単に作ることができます。
方法は、密閉容器にシリカゲルと生花を入れるだけ
使用後のシリカゲルは、電子レンジやオーブン、フライパンなどで水分を飛ばせば再利用できるのでエコ!ホームセンターやインターネットでも購入できるので、ドライフラワーを乾燥させるスペースがなくて悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。

シリカゲルでドライフラワー作り

~ 材 料 ~

密封できる容器
② 細粒シリカゲル(ドライフラワー用 乾燥剤)
③ 花材
④ ハサミ
⑤ マスク、ビニール手袋
⑥ 柔らかい筆
⑦ 新聞紙やチラシなど

ドライフラワー
~ 作り方 ~

① シリカゲルを直接触らないように手袋をしましょう
② 細かい粒を吸い込まないようにマスクをしましょう

③ 容器に3cmほどシリカゲルを入れます
③ 花の付け根から1cm茎を残してハサミで切り落とします
④ 花材を容器に入れ、シリカゲルを上からかぶせます
⑤ 少し容器を振って、完全に花材がシリカゲルで埋まるまで追加します
⑦ 密閉し、1週間ほど待ちます
ドライフラワー
⑧ 1週間後、新聞紙などの上で容器を開封し、乾燥しているか確認します
⑨ 乾燥していたら、花びらの隙間に入っているシリカゲルを取り除きます
 ドライフラワーは壊れやすいので、扱いには十分注意してください。
※この時、柔らかい筆などで優しく払ってあげると綺麗に取れます
⑩ シリカゲルが完全に取り除けたら完成です

注意事項

お菓子などに入っているシリカゲル

お菓子などの食品の袋に入っている乾燥剤もシリカゲルなのですが、食品用のシリカゲルは粒が大きく、花びらの隙間に入れず、乾燥にムラができてしまうので、シリカゲルでドライフラワーを作る際は、ドライフラワー用の粒の細かいシリカゲルで作りましょう。

細かい粉

ドライフラワー用のシリカゲルは粉がとても細かいので、容器に移す際に粉が舞ってしまうことがよくあります。
その際にその粉を吸ってしまうと体に悪い影響を及ぼすことがあるので、シリカゲルを扱う際は必ず、マスクとゴム手袋を着用しましょう。
眼に入ってしまうこともあるので、心配な方はゴーグルも着用しましょう。

シリカゲルの残留

花びらの間にシリカゲルが残るとそのシリカゲルが空気中の水分を吸って、そこから花びらが生乾き状態になり、それが原因でカビが発生したりしてドライフラワーのもちが悪くなってしまうので、振ったり筆を使ったりしてしっかりシリカゲルを取り除きましょう。

シリカゲル使用のメリット・デメリット

メリット

・より色や形が生花に近いドライフラワーを作ることができます
・湿気の多い季節でもしっかり乾燥させることができます
・吊るす方法よりも完成が早い
・向き不向き関係なくどんな花でもドライフラワーができます

デメリット

・シリカゲルが花びらの間に残っているとそこからシリカゲルが空気中の水分を吸収してカビが発生しやすくなります
・使用後のシリカゲルは湿気を吸着すると青色から淡い桜色になります。これは二酸化ケイ素によるもので、健康に良いものではないので、取り扱いには注意しましょう。ドライフラワー用の乾燥剤は粒がとても細かいので、間違って吸い込んだり目や口に入ったりといったトラブルも起きやすいです。念のため、マスクをして行うと安心です。爪の中に入り込むこともよくあるので、手袋もしましょう。特に子どもと一緒に作る際は、子どもが間違って舐めることがないよう気をつけてください。

完成品

ドライフラワー
いかがですか?とても色鮮やかなドライフラワーができました。
吊り下げる方法だとどうしても色褪せてしまいますが、この方法なら本来の色味を残したままドライフラワーにすることができます。

ただ、シリカゲルの粉がなかなかとれません!
ドライフラワーにした花材はとても繊細なので無理に取ろうとすると花弁がとれてしまったり、なんてこともあります。
そんな時はなるべく柔らかい筆を使うといいそうです。
今度試してみたいと思います。

綺麗に長持ちさせる保管方法

乾燥した後も湿気を避けるために、できるだけ湿気の少ない、直射日光の当たらない場所で、密封状態で保管しましょう。
乾燥剤(シリカゲル)を袋の中に入れておくと綺麗な状態のまま長く保存することができます。
正しく保管すれば1年は保存できるそうです。
ここのシリカゲルはお菓子などに入っているような食品用の乾燥剤で大丈夫です。