夏の花

ヤブガラシ(藪枯し)

ヤブガラシの基本情報

種類

つる性多年草 ブドウ科 ヤブガラシ属

別名

ビンボウカズラ(貧乏蔓)
ロウソク花 など

和名

ヤブガラシ(藪枯し)

学名

Cayratia japonica

英名

Bush killer

花期

6~8月頃

ヤブガラシの名前の由来

繁殖力が強く、藪を覆いつくして他の植物を枯らしてしまうことから由来します

ヤブガラシの花言葉と誕生花

花言葉

不倫、積極性のある、攻撃性に富んだ など
 

花言葉の由来

不倫

小さな花盤にあふれるように出す蜜を求めて、アリやチョウ、ハチなど多くの種類の昆虫が訪れることを例えて生まれた言葉だそうです

積極性のある・攻撃性に富んだ

野原や道端、家の庭などに生え、あらゆるものに細い巻きひげで絡みつき、上へ上へと這い上がるように伸びて草木などを覆っていく様子から生まれた言葉だそうです
 

誕生花


 

ヤブガラシの特徴

・夏から秋に、つるから花茎を伸ばし、先端が平らに枝分かれして、4枚の花弁を反らせた小さな淡緑色からオレンジ色やピンク色に変化する花を次々と咲かせます
・朝花を咲かせ、昼頃に花弁とおしべが落ちて、オレンジ色の花盤が残るのが特徴です
・生命力がとても強く、あっという間に庭木などに絡みついて、濃い緑色の葉を茂らせながら繁茂していきます
・人間にとっては厄介な雑草ですが、ヤブガラシの花の蜜は、ハチやチョウなどに人気でたくさん集まる花木になっています
 

・日本や中国、マレーシア原産の植物で、日本全国でよく見られるいわゆる雑草です
・家の周りに繁茂するといかにもみすぼらしく見えるので、庭の手入れまで手がまわらない貧しい家ということから、別名:ビンボウカズラ

 

ヤブガラシの駆除方法

ヤブガラシは、地下茎に生命力にあるため、駆除が非常に難しい雑草とされています

ヤブガラシを手で抜いたり、刈り取ったり、根を掘り起こしても千切れた断片から葉を伸ばすだけで再生してしまうため、一度根付いてしまうとかなり厄介です

ですので、駆除をするなら除草剤で本体である根から枯らすのが一番おすすめです!
 

抜いても抜いても生えてくるのは地下茎が原因だったんだね
地下茎でも胞子でも増えるってなかなか厄介だね

おすすめの除草剤

ラウンドアップマックスロード

口コミでも好評なラウンドアップマックスロードは、値段は少しお高めですが、それに似合うだけの効果を発揮します

ヤブガラシはもちろん、多種多様な雑草に効果があり、頑固なササも枯らすことができます

また、雨にも強く、散布後1時間以上たてば、雨が降っても効果が持続しますし、早春や晩秋のような気温の低い時、乾燥した天気が続き除草がしにくい時、夕暮れ時でも確かな効果を発揮するので、初心者におすすめの除草剤です
 

 
希釈や噴霧器の手入れが面倒な方、そのまま使えるシャワータイプがおすすめです

また、シャワータイプは希釈タイプよりも2~3ヶ月ほど抑草効果があるそうです
 

サンフーロン液剤

ラウンドアップマックスロードのジェネリック農薬なので、現在流通しているラウンドアップマックスロードの方が短くて済むのですが、その点を考慮して散布すれば、しっかりと雑草を枯らすことができるので、コストを抑えたい方はコチラがおすすめです
 

上手に枯らす方法

地上に出ている葉から除草剤を吸収するため、ヤブガラシは刈らずに散布しましょう

また、地面に落ちた除草剤は分解されて残留しないため、まだ芽が出ていないヤブガラシの駆除には10日おきに3回に分けて散布するとこれから生えるヤブガラシも駆除できます

※ヤブガラシは暑さに弱く、夏には薬の吸収力が弱くなり、せっかく散布しても十分効かず、翌年再生してしまう可能性があるため、6月頃までにまいておきましょう

予防方法

せっかく除草剤をまいて枯らしても、またどこからか胞子が飛んできてしまったら元も子もありません

そのためにも、防草シートを敷くことをおすすめします!
 

コンクリートや砂利敷きという方法もありますが、コンクリート舗装は施工費がかかるし、砂利敷きは防草効果がそこまで高くない上に自分でやるにはかなりの重労働です

そのため、敷くだけで予防できる防草シートがおすすめなんです

ただし、防草シートを固定するピンを刺した箇所(穴)やシートとシートとの隙間などしっかりテープで閉じておかないとその隙間から雑草が生えてきてしまうので、そこは丁寧にやりましょう!