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【映画に登場する植物】植物図鑑 運命の恋、ひろいました

人気作家 有川浩 の代表作「植物図鑑」が2016年に実写映画化されました

映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」は、高畑充希・岩田剛典のW主演で、原作小説とは若干内容や登場する植物が異なります

今回は、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」に登場する街の中の道端や家の庭や公園や川原などに生えている植物やそれを使った料理について紹介していきたいと思います

  

 
まず冒頭で登場するのはヘクソカズラ
ヘクソカズラはつる性多年草で至る所に生える雑草です

名前の通り独特の匂いを発することから名前がついたといわれています
そんなヘクソカズラですが、最近、リースの花材として花屋さんでも流通しています
実を摘むときは匂いがありますが、乾燥すると匂いが消えるので、簡単に丸めたり他の花材と合わせてリースにしたり、オーナメントを利用してクリスマス風にアレンジしたりして楽しめます
日本全国いたるところで見かけるので、リースやガーランドにしてぜひおうちに飾ってみて下さい
 
次に1回目の狩りに登場するのは、
「フキ」「フキノトウ」「セリ」「ツクシです


フキは、キク科・フキ属の多年草
フキノトウは、フキの早春の花茎のこと
セリは、セリ科・セリ属の多年草
ツクシは、トクサ科・トクサ属の多年草

映画では、フキは茹でて皮をむいて細かく切ったら塩をまぶしてごはんと混ぜて「フキのごはん」に
フキノトウは「天ぷら」と東北の郷土料理「バッケミソ」
セリはおひたし
ツクシは佃煮
つくしの佃煮は袴取りのに根気がいるので取りすぎに注意しましょう!
 
2回目の狩りでは「イタドリ」「ワラビ」「ノビル」


イタドリは、アクを抜いて、炒め物
ワラビは、アクを抜いて、おひたしと和物、味噌汁
ノビルは、ベーコンとアク抜きされたセイヨウカラシナと炒めてパスタに

ただ、ノビルスイセンの球根と間違えて食中毒を起こすことがあるので注意!
ノビルやニラには独特な匂いがしますが、スイセンには匂いがないので見分けるポイントにしてください
 
3回目の狩りではなく花を見るのを楽しんで
タンポポ」「シロツメクサ」「アカツメクサ」「コメツブツメクサ」などを使って花冠を作っていました


イツキは写真映えするような色とりどりの冠でかなり女子力高いのに対して、サヤカの作る花冠はシロツメクサオンリー
 
4回目の狩りでは、「クレソン」が登場
映画の中では調理工程はありませんでしたが、原作ではツナのサラダで出てきました
 
映画に登場した植物はこんな感じです
原作ではオオイヌノフグリナズナ、ユキノシタなど他にも色々な植物が登場します
また、雑誌 花とゆめCOMIX で漫画も発売されています

わかりやすいハッピーエンドで読み終わりもとても幸せな気持ちになる作品です
心癒されたい方、植物に興味のある方、雑草レシピを詳しく知りたい方はぜひ原作を読んで見てください