夏の花

チコリ(菊苦菜)

チコリの基本情報

種類

多年生野菜 キク科 キクニガナ属

別名

アンディーブ
サッカリー
チコリー など

和名

キクニガナ(菊苦菜)

学名

Cichorium intybus

英名

Chicory

花期

7~10月頃
 
 

チコリの名前の由来

畑で栽培されることからつけられた属名「Cichorium」が語源で、ギリシャ語で行くを意味する「kio」と 畑を意味する「chorion」から由来します

チコリの花言葉と誕生花

花言葉

待ちぼうけ、節約、倹約 など
 

花言葉の由来

待ちぼうけ

ドイツ名のウェグワート(道端で待ちわびる人)から生まれた言葉だそうです
 

チコリの花が1日5時間ほどしか咲かないのは涙が枯れてしまうからだそうで、ドイツでは、透き通るような清らかな花の青さはいつまで待っても帰ってこない恋人を想い、道端で泣きながら待ちわびた少女が流した涙の色で、チコリは少女の化身というお話や、恋人の漁師が翌朝になっても漁から戻らないので、港にたたずんで帰ってこない恋人を想い、じっと海のかなたを見つめる少女の流した涙と海の色が一緒になって、青い花に姿を変えたというお話もあります

 

節約・倹約

ヨーロッパで、ナポレオンによる大陸封鎖令時や第二次世界大戦時など、コーヒー豆が生産地から輸入できなかった際にチコリコーヒーが代用として飲まれたことから生まれた言葉だそうです
 

誕生花

3月11日、10月14日 など
 

チコリの特徴

・夏から秋にかけてデージーに似た青紫色や水色の花を咲かせ、朝に開花してその日の昼過ぎには萎んでしまう1日花です
・葉や根には独特の苦味があり、肥培した株から出させた芽を暗黒下で軟白栽培したものを、主に生食でサラダにするほか、根を炒ったものをコーヒーの風味づけや代用品にも使われています
・野菜としてのチコリの旬は12月末頃〜3月の冬です
 

・ヨーロッパから中央アジアにかけての地域原産の植物で、日本には江戸時代末期に渡来したといわれています
・茶代用品(茶外茶)として飲むこともできます
・近縁種にエンダイブがあります

 

チコリの育て方

手入れ方法

・萌芽する若葉を軟白化させて育てるため、20度前後の温度管理が必要で難易度が高めです
・チコリは極度に乾燥を嫌うので土の表面が乾いたタイミングで水やりをしましょう
・シートともみ殻を取り除いて、葉を傷めないように株元をしっかりと手で持って根ごと抜き取って収穫しましょう

病害虫

炭疽病、モザイク病、葉枯れ病 など
 

おすすめの名所

岐阜県中津川市に「ちこり村」っていう、日本初大規模ちこり生産ファームと世界初ちこり焼酎蔵の見学案内(無料)と、ちこりやちこり焼酎、ちこり茶などの試食試飲できる観光スポットがあるんだよ
チコリに特化した施設なんて面白いね
ここでしか買えないチコリ土産もあるみたいだよ
ちこり焼酎とか気になるなぁ、試飲しに行ってみようかな!