キクの基本情報
種類
一年草 キク科 キク属
別名
イエギク(家菊)
オキナグサ(翁草)
チヨミグサ(千代見草)
ホシミグサ(星見草)など
和名
キク(菊)
学名
Chrysanthemum
英名
Chamomile
Florist’s daisy
花期
キクの名前の由来
キクは中国から渡来したもので、「Kuku(クク)」と呼ばれていたことから由来します
キクの花言葉と誕生花
花言葉
高貴、高尚、真の愛 など
<色別の花言葉>
白:真実、誠実、慕う
ピンク:甘い夢
赤:あなたを愛しています
黄:破れた恋、わずかな愛
濃紅:私を信頼して下さい
花言葉の由来
高貴・高尚
気品のある美しい花を咲かせることで古くから親しまれており、天皇家の家紋としても使われていることから生まれた言葉だそうです
真の愛
花びらが可愛く、恋占いに使われていたことから生まれた言葉だそうです
誕生花
9月2日、9月8日、9月9日
10月1日、10月14日、10月27日
11月3日、11月27日、12月9日
12月13日 など
<色別の誕生花>
赤:10月1日、11月27日、12月13日
白:9月9日、10月14日、10月24日
11月23日、12月9日
黄:9月8日、10月12日、10月14日、11月3日
スプレー:1月14日、9月9日、10月20日
11月1日、11月3日、11月27日 など
キクの特徴
・黄、白、赤、ピンク、オレンジ色など、花弁の形も様々な花を咲かせます
・ヨーロッパ原産のものを「洋菊」、日本原産のものを「和菊」と園芸上は区別します
・花びらは一重もしくは八重で、大きさによって「大菊」「中菊」「小菊」の3タイプに分けられます
・中国原産の植物で、日本には奈良時代に渡来したといわれています
・キクの漢字は、花弁が中心に向かって丸くなるように集まる様子をお米を手で握った形になぞらえたことから作られたといわれています
・キクには長寿の力があるとされ、薬や心を和ませる鑑賞植物として、古くから日本人に愛されてきました
・キクには不老長寿や繁栄をもたらす力があるとされ、風水では健康運をアップさせる効果があるといわれています
・菊は桜とともに、日本の国花であり、菊の花は天皇家の紋章やパスポートのデザインとして使われています
・昭和の初めに菊池寛、与謝野晶子、高浜虚子らによって選ばれた新秋の七草の一つです
(新秋の七草は、コスモス、オシロイバナ、イヌタデ、ハゲイトウ、キク、ヒガンバナ、シュウカイドウです)
キクの育て方
手入れ方法
小輪のキクやスプレーギクは摘芽をすることで、たくさん花をつけるので、花芽がつきはじめる8月までに摘芽しましょう
病害虫
アブラムシ、ハダニ、黒斑病、渇斑病 など
菊の節句(重陽の節句)
① 秋に花が咲いている時に地上部を茎ごと刈り取り、陰干しをして、細かく刻みます。
② ふたつかみほど(30g)を布袋に入れます
③ 上から熱湯をかけて15~20分ほど蒸らし、汁ごと風呂に入れ、よくかき混ぜて準備万端です
またはその都度葉をつみ取り、生の花びらを湯船に浮かべて香りを楽しむのもよいでしょう
菊の御紋を皇室の紋章として最初に用いたのは、後鳥羽上皇だったといわれています。ことのほか菊を好んだ後鳥羽上皇は、衣類や調度品にも菊の紋を使用して、自らの印としました。
その後も、後深草天皇、亀山天皇、後宇多天皇なども自らの印として継承したことで、菊花紋章(十六八重表菊)が皇室の紋として使用されるようになりました。