アブラチャン（油瀝青）｜メイの気まぐれ植物図鑑

アブラチャンの基本情報

落葉低木　クスノキ科　クロモジ属

イヌムラダチ（犬群立）
ゴロハラ
ズサ
ヂシャ
ムラダチ（群立）　など

アブラチャン（油瀝青）

Lindera praecox

Aburatyan tree

３～４月頃
　

９～１１月頃

昔、果実や樹皮の油を灯油にしていたことから由来します
※チャンとは瀝青（タール類、ピッチ）のことです

はかない恋
　

小さく可愛らしい花を見つけても春はすぐに過ぎることから生まれた言葉だそうです
　

２月２７日、３月２６日　など
　

・雌雄異株で、春に柑橘系の香りがする小さな黄色の花を散形状に咲かせます
・秋になると黄緑色で触ると油っぽい実をつけ、１０〜１１月になると褐色に熟します
・枝には油分があり、生木でも良く燃えます
・日当たりを好む他は、丈夫で、あまり土質を選ばないので育てやすい樹木です

・日本原産の植物で、本州、四国、九州の山の中腹や麓などによく自生しています
・幹は株立たになることが多いことから、別名：ムラダチ
・昔、果実や樹皮を燃料、灯油、頭髪油に利用されていました

乾燥に弱いので、植え付けてしばらくはたっぷり水やりをしましょう

病害虫に強い
　