春の花

ゲンゲ(紫雲英)

ゲンゲの基本情報

種類

二年草(越年草) マメ科 ゲンゲ属

別名

レンゲ(蓮華)
レンゲソウ(蓮華草)など

和名

ゲンゲ(紫雲英、翹揺)

学名

Astragalus sinicus

英名

Chinese milk vetch

花期

4~6月頃

果期

5~7月頃

ゲンゲの名前の由来

一面に野に咲く風景が、遠くから見ると紫色の雲がたなびいているように見えることから由来します

ゲンゲの花言葉と誕生花

花言葉

心が安らぐ、あなたと一緒なら苦痛が和らぐ、私の苦しみを和らげる など
 
<色別の誕生花>
ピンク:感化、私の幸福
紫:私の苦しみを和らげる
 

花言葉の由来

心が安らぐ・あなたと一緒なら苦痛が和らぐ・私の苦しみを和らげる

花に薬効成分があることから生まれた言葉だそうです
 

誕生花

3月1日、3月3日、3月7日
3月12日、3月20日、3月22日
4月8日、4月13日、4月18日
7月3日、8月22日、8月31日 など
 

ゲンゲの特徴

・ほのかに甘い香りのするピンクや紫色の花を咲かせ、花後すぐに豆果をつけます
・ゲンゲの花は、蜂蜜の源となる蜜源植物としてよく利用されています
 

・中国原産の植物で、日本には室町時代に渡来したといわれています
・花の形がハスに似ていることから、別名:レンゲソウ
・ゲンゲを食べると牛の乳がよく出るといわれたことから、英名:Chinese milk vetch(中国から来たミルクをたくさん出すソラマメ属を意味します)
・中国では、花を乾燥させて、利尿や解熱剤としての生薬として使われています
・茹でた若芽はおひたしや炒めものなど食用になります
岐阜県の県花、愛媛県西予市の市花に制定されています

 

<ゲンゲとギリシャ神話>

祭壇に捧げる花を摘みに野に出た仲良し姉妹
ニンフが変身したゲンゲを誤って摘んでしまった姉のドリュオペが、代わりにゲンゲに変わってしまいます
「花はみな女神が姿を変えたもの もう花は摘まないで」、と言い残したという

祭壇に飾る花を探しに出かけたドリュオペ。春の野に咲く沢山の花の中から、ドリュオペが選んだのは蓮華の花でした。

ドリュオペが蓮華の花を摘んだところ、折った茎から血が滴り落ちてくるではありませんか。なんとその蓮華は、精霊が姿を変えたものだったのです。

精霊はドリュオペに話します。「全ての花は、精霊が姿を変えたもの。勝手に摘まないで」。

ドリュオペはそこから動けなくなり、蓮華の花になってしまいました。