冬の花

ラッパスイセン(喇叭水仙)

ラッパスイセンの基本情報

種類

多年草(球根植物) ヒガンバナ科 スイセン属

別名

ナルキッサス
ナルシサス など

和名

ラッパスイセン(喇叭水仙)

学名

Narcissus pseudonarcissus

英名

Wild daffodil

花期

11~4月頃
 

ラッパスイセンの名前の由来

スイセンの花の中央にある副花冠が大きくラッパのようであることから由来します

ラッパスイセンの花言葉と誕生花

花言葉

尊敬、うぬぼれ、自己愛 など
 

花言葉の由来

尊敬・うぬぼれ・自己愛

ナルシストの語源になったギリシャ神話のナルキッソスの話から生まれた言葉だそうです
 

ギリシャ神話~ナルキッソス~

ギリシャの美青年ナルキッソスは、美しすぎる容姿のため多くの女性に愛されました。しかし、彼は誰も愛さず、森の妖精エコーが彼を好きになった時も彼女に冷たくしました。冷たくされたエコーは、ナルキッソスの事ばかり考えて自分の役目を果たさなくなったため、女神ヘラの怒りを買い、人の言葉の最後の部分しか話せなくなってしまいました。これが「こだま」です。
こうしてたくさんの女性を悲しませたナルキッソスに対して、女神ネメシスは怒り、自分以外のものを愛せなくなる呪いをかけました。それからのナルキッソスは、水面に映る自分に恋をして、叶わない苦しみのあまりに痩せ細り、水辺で咲くスイセンの花になってしまいました。スイセンの花が下を向いているのは、水面に映る自分を見つめるナルキッソスの化身だからです。

 

誕生花

1月13日、1月16日、1月19日
2月8日、2月9日、2月16日
2月22日、3月1日、3月7日
4月3日 など
 

ラッパスイセンの特徴

・ラッパスイセンの花色は白や黄色で、スイセンの中でも花が大きめで、見た目のインパクトも強い印象深い花です
・ラッパスイセンはふつうのスイセンに比べて副花冠が長いのが特徴で、副花冠の長さが花弁と同じかそれ以上のものをラッパスイセンと呼びます
 

・イギリス原産の植物で、日本には室町時代に中国経由で渡来したといわれています
・イギリスの構成国であるウェールズの国花に制定されています
・ラッパスイセンは球根や葉に有毒性のあるリコリンやアルカロイドを含んでいるので注意しましょう

 

ラッパスイセンの育て方

手入れ方法

夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫なため放ったらかしでも大丈夫です

病害虫

モザイク病 など
 

おすすめの名所

 

淡路島淡路市多賀にある水仙の丘には約10万本のラッパスイセンが見られるよ
10万本ってなかなかの規模だね
農業を営む井上さんが個人で所有していて、みかん畑だった丘陵地の斜面を開墾して、ラッパスイセンの球根を定植したのが「水仙の丘」の始まりなんだって!
そうなんだね、じゃぁ井上さんの心使いに感謝しつつ迷惑かかんないように見ないとね!