春の花

この春行ける!国内春の絶景ベスト8

2023年2月8日のフジテレビ系列「林修のニッポンドリル」で放送された、春に見るべきニッポンの絶景ベスト24の中から桜&花に関する春の絶景をご紹介します。

8位 富山県 春の四重奏

見どころ


雪が残る朝日岳、桜並木、菜の花チューリップが織りなす春の四重奏。

チューリップ農家の山崎さんが「観光客を楽しませたい」という想いから、桜の開花時期に合わせて東京ドーム1個分の敷地にチューリップと菜の花を植えたのが始まりだそうです。

春ならではの花絶景です。

場所・アクセス

施設名:あさひ舟川「春の四重奏」

住所:富山県下新川郡朝日町舟川新35
 

7位 島根県 大根島の池泉牡丹

見どころ

3万輪のボタンが咲いているのは、なんと庭園内の池の上
ゴールデンウィークの期間だけ現れる、まさにここでしか見られないボタン絶景。
池を埋め尽くす圧巻のボタンですが、この景色は生産量日本一の町ならではの牡丹愛から生まれたのです。
 

実は、出荷用のボタンの苗は大きく育てるため、花を全て摘み取らなければいけません。
そのため、毎年大量に処分していた花が可哀想、という想いから作り上げた絶景なのです。

また、職人がこの3万輪のボタン一つ一つ手作業で浮かべています。
このボタンを浮かべていく努力を考えると絶景のありがたさがさらに倍増するような感じがします。

さらに、研究者:中西さんが絶対見て欲しいというのが、
ゴールデンウィークの最終日、1日だけ見られる黄金の池泉牡丹です。
(※2023年は2日間開催予定)

開園前の朝4時から約30人の職人が、4時間をかけて池に浮いたボタン全てを黄金色のボタンに入れ替えているんです。
 

場所・アクセス

施設名:由志園

住所:島根県松江市八束町波入1260-2

TEL:0852-76-2255

営業時間:10:00~17:00(最終入園は閉園の30分前)
 

6位 山梨県 山高神代桜

見どころ

「日本人なら一度は見るべき 日本最古を誇る一本桜」

この一本桜は、山梨県北杜市にある実相寺の境内にあり、日本三大桜のひとつにも選ばれています。
一本桜なのに日本最古、樹齢推定2000年が生み出す幹の周囲は、なんと11.8mもあり、国指定天然記念物第1号に指定されています。

今では横に広がる形をしていますが、実は落雷などが影響していて元は違う形だったそうです。

今年の見頃は4月上旬予定だそうです。

ちなみに、他の日本三大桜は、「福島県 三春滝桜」「岐阜県 根尾谷淡墨桜」です。

研究者:中西さんは、他の桜と明らかに違う佇まい、日本最古の桜の幹の迫力を感じて欲しいとコメントしていました。
 

場所・アクセス

施設名:実相寺

住所:山梨県北杜市武川町山高2763

TEL:0551-26-2740
 

5位 長野県 日本一の花桃の里

見どころ


「これこそが桃源郷!ピンクで埋め尽くされる村」

長野県阿智村は、人口約6000人ほどの小さな村なのですが、「日本一の花桃の里」と呼ばれています。
 

ハマモモは、赤、白、ピンクの3色があるのですが、その3色の花が咲き乱れる光景が絶景です。
川沿いに咲き誇るハナモモが様々な色彩のピンクで埋め尽くします。
このピンクのグラデーションこそ3色の花が咲くハナモモだから生み出せる花絶景なんです。

研究者:中西さん曰く、ハナモモの数は、日本一の里というだけあって、約1万本もあるそうで、これほどのハナモモを見られるのは日本広しといえども阿智村だけだそうです。

また、空気が綺麗な長野県ならではで、阿智村は「最も星が輝いて見える場所」に環境省が認定されています。
手前にハナモモ、奥に星空、2つの日本一を楽しめるのは春だけなので、日本の中でも超貴重な絶景といえます。
 

場所・アクセス

施設名:花桃の里

住所:長野県下伊那郡阿智村智里

TEL:0265-48-5750
 

4位 千葉県 菜の花列車と桜

見どころ


「これぞ日本の原風景!菜の花と桜の間を通り抜ける」

千葉県にある房総半島南部

菜の花の横を電車が通り抜ける光景は全国にも他にも見られますが、菜の花と桜の間を通り抜ける様子が見られるのは、全国でも貴重で数少ない名景といえます。
ノスタルジーを感じさせ、思わずキュンとしてしまう見事な絶景だそうです。

菜の花と桜だけでも美しい景色ですが、そこに黄色の一両編成の列車が走る姿は、まるで映画のワンシーンのようです。

完璧な構図の中を走るこの列車は「いすみ鉄道」の列車です。
「いすみ鉄道」は大原駅〜上総中野駅までの約30キロを運行するローカル線です。

3月中旬頃から1ヶ月間ほど、沿線に菜の花が咲き誇り、黄色の車体をした列車は「菜の花列車」と呼ばれ、大人気だそうです。

研究者:中西さん曰く、菜の花だけでも綺麗なのですが、菜の花が見頃の少し後、例年だと3月下旬に桜が咲き始め、同時に見られるのはわずか1週間程度とかなり貴重で、中でもオススメな絶景スポットは、「新田野駅」周辺で、水田に菜の花、桜、列車が反射する素敵な光景が見られます。
また、この水田は地元の農家さんが菜の花と桜の時期に合わせてわざわざ水を張ってくださっているそうです。
地元の協力あってこその絶景なんです。
 

場所・アクセス

施設名:いすみ鉄道

住所:千葉県いすみ市新田野
 

3位 栃木県 日本最大の藤棚

見どころ


「世界が驚いた!日本最大!樹齢160年の藤棚」
※藤棚とは、藤の花を観賞しやすくするために棚に這わせて栽培する方法のことです。

日本最大の藤棚があるのは、栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」。
年間150万人以上が来園する花のテーマパークで、アメリカCNNで、世界の夢の旅行先10選に日本で唯一選ばれた場所です。(※2014年)
中でも世界に誇れるシンボルツリーとされているのがこの「奇蹟の大藤」と呼ばれる藤棚です。

ここの棚のすごい所は、「日本最大の大藤」とも言われ、1本の木から600畳以上(テニスコート5面分)(1000m2以上)にまで広がっているということです。

「奇蹟の大藤」と呼ばれる理由は、大きさだけではなく、元々は別の場所にあって、そこから移植したことによるそうです。
移植をした当時でも250畳もの大きさがあった大藤、前例のない常識を超えた移植プロジェクトに日本の女性樹木医第一号:塚本こなみさんが参加したことで全国から注目を集めました。
フジの移植で気をつけなければいけないのが、木の幹を傷つけないことで、クレーンで吊り上げると、ロープが食い込み、少しでも傷つくと腐ってしまいます。
そこで塚本さんが思いついたのが、吊り上げる部分を骨折した時に固定するギプスと同じ石膏で固定して吊り上げるという作戦です。
この作戦で、日本初の移植プロジェクトは大成功し、その後もどんどん成長し、現在の600畳もの大きさになったのです。

この「奇蹟の大藤」を目当てに世界中の人々が訪れ、年間150万人が来客する大人気フラワーパークとなったのです。

ちなみに、見頃は4月下旬頃で、夜にはライトアップされ、息を飲む美しさです。

また、花の咲いていない時期は30万個の電飾で圧巻のイルミネーションを展開しているそうです。
 

場所・アクセス

施設名:あしかがフラワーパーク
住所:栃木県足利市迫間町607

TEL:0284-91-4939

営業時間:10:00〜20:30

2位 青森県 弘前城の花筏

見どころ

「散ってからがスゴイ!桜が生み出す感動の芸術作品!」

青森県弘前市にある弘前城
江戸時代に建てられた弘前城は、国の重要文化財に指定され、桜の名所としても知られるスポットで、「日本三大夜桜」の一つにも選ばれほどの観光名所になっています。

弘前城の桜は他の桜の名所と楽しみ方違うそうで、春の弘前城は日本有数の桜の名所で、満開の時も美しいのですが、本当に見て欲しいのは、他では見られない桜が散っていく間際のわずかな時期だけに見られる幻想的な風景だそうです。
 

散った桜の花びらが弘前城の外堀を埋め尽くし、ピンクに染められ、まるで芸術作品のようです。
また、ここまで濃厚に埋め尽くされるのは全国でもあまり見かけないそうです。

まるでピンクカーペットを敷き詰めたような花絶景で、「弘前城の花筏」と呼ばれています。

この絶景が見られるのは、満開を過ぎた2、3日のみとわずかな期間にしか現れない貴重な光景なんです。(※2022年は4月27日頃に現れたそうです。)

弘前城に植えられている桜は2600本で、桜の名所には数万本の場所もある中、決して多くはありません。

それなのになぜこれほど濃厚な花筏が生まれるのかというと、弘前城の桜は他の名所の桜に比べて、花の数が多いからだそうです。

ソメイヨシノだと、通常1つの花芽から4輪の花が咲きますが、東京だと2〜3つ咲きなのに対して、弘前城では、最大7つ咲きの現象が起きるそうです。

7つ咲きの桜は手入れが重要で、弘前城の桜の育成技術は青森県ならではのリンゴの育成技術利用して桜の育成レベルを上げています。
一般的には桜は切ってしまうと菌が入り、木全体が悪くなるためいわれていますが、リンゴは、桜と同じバラ科の植物で、リンゴの木に良い実を作るために弱っている枝を切って剪定するという技術を利用し、弘前では樹木医が中心となり、1本ずつ桜を剪定し、枝を切り詰めて逆に良い桜を咲かせていく「チーム桜守」を結成し、剪定後も菌が入らないよう徹底管理し、立派な桜に育てているのだそうです。

場所・アクセス

施設名:弘前城(弘前公園)

住所:青森県弘前市下白銀町1

TEL:0172-33-8739

1位 兵庫県 竹田城跡の雲海と桜

見どころ

「見られるのは数年に一度?これが桜絶景の最高傑作!」

兵庫県朝来市の「竹田城跡」
竹田城跡は、標高353mの山頂に築かれた山城で、雲海に浮かんだ幻想的な風景は、「天空の城」「日本のマチュピチュ」と呼ばれ、言わずと知れた日本屈指の観光スポットです。

この雲海の景色だけでも絶景なのですが、それに満開の桜が合わさるのは滅多にお目にかかれない軌跡の絶景なんだそうです。
桜の数は少ないですが、「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」「カスミザクラ」など30本ほどが咲き誇り、石垣との組み合わせがロマンチックな風景となっています。

満開の桜と雲海と晴天のコラボレーションが見られるのは数年に一度しか現れない貴重な光景なんです。
そもそも雲海が発生するのは主に9〜11月の秋の早朝で、桜が咲く4月頃に雲海が発生するのはかなり珍しいことなんだそうです。
しかも桜の見頃は約10日間しかなく、様々な条件が揃わないと現れない雲海とタイミングが合うのは限りなく奇跡に近いです。
 

場所・アクセス

施設名:竹田城跡

住所:兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地

TEL:079-672-4003

営業時間:8:00〜18:00
 

まとめ

どこも素敵な光景です。
 
5位 長野県 日本一の花桃の里」は一度訪れたことがありますが、とても綺麗な所でした。
 
次は星空と一緒に花桃を見てみたいです。
 
あなたはどの花絶景が気になりましたか?
 
ぜひ、実物を見に行ってみてください!